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好評! 冬休み特集 ビジネスマン向け20冊の本 山下 宏 渡部昇一監修「ビジネスマンが読んでおくべき110冊の本」(三笠書房)を題材にして、ビジネスマンにお薦めできる書籍を紹介したします。 【今の時代を知るために】1.ビル・ゲイツ著、西和彦訳「ビル・ゲイツ 未来を語る−アップデート版」(アスキー、1600円) 本書は1995年にまず出版され、1997年にアップデート版が出版されています。ソフトウエアを武器にパソコン業界の主役を演じてきたビル・ゲイツが、来るべき情報ハイウエイ社会の未来像を描き、その実現にいかに取り組むか、方向性や戦略を示した本である。ビル・ゲイツを知る最良の一冊である。 2.日下公人著「人事破壊」(PHP研究所、1994年、1300円) 「デフレ時代」とは「何でも発想を逆にしなければならない時代」であるとし、「人間の力」だけが頼りになるこれからの社会、「ソフト化=先端分野」への進出こそ新しい日本のあるべき姿であると説く。本書は2部構成で、前半部分では崩れ去ろうとしている「日本型経営」について分析し、後半は将来への展望が書かれている。 日下氏のその後の著作、「これからの10年」(PHP研究所、1997年、1500円)や「どんどん変わる日本」(PHP研究所、1998年、1500円)なども読んで教えられ、元気が出てくる書籍だと思います。 3.佐々淳行著「平時の指揮官 有事の指揮官」(クレスト社、1600円) 「危機管理」の第一人者が非常事態にあたってのリーダーの心構えを説いた一冊。現場指揮官のあり方を示す本でもある。常日頃からのリーダーの心がけについても具体的に示されており、ビジネスマンの必読書と言える。 4.竹内宏「現代サラリーマン作法」(新潮文庫、1986年、360円) 現代サラリーマン向けの会社論を展開。入社式の意義、サラリーマンの公と私、女性雇用の難しさ、宴会の功罪、人事異動など現実的な諸問題も取り上げ、対処法などをわかりやすく解説している。 【もっと知的武装をするために】 5.イザヤ・ペンダサン著「日本人とユダヤ人」(角川文庫、1971年、430円) 「安全と水はタダではない」「全員一致の議決は無効」−本書に記されたユダヤ人の考え方は、日本の常識とはほど遠い。ユダヤ人と対比しながら日本人の特徴を引き出したユニークな本である。 6.渡部昇一著「ドイツ参謀本部」(中公新書、1974年、680円) 本書は近代的組織の原型ともいうべき「ドイツ参謀本部」の成り立ちから終焉までのプロセスを描く。組織に内在する原理原則を探り、組織の時代に生きる現代ビジネスマンに「組織革命」の重要さを示唆したものである。 7.会田雄次著「歴史小説の読み方」(PHP文庫、1988年、440円) 本書は司馬遼太郎、海音寺潮五郎、新田次郎、子母沢寛、吉川英治という5人の巨匠の作品を通し、「歴史小説の活学」が学べる一冊である。 【いかに生きるべきかを問う】 8.ウエイン・W・ダイアー著、渡部昇一訳・解説「自分のための人生」(三笠書房、1996年、1100円) 「自分で納得いく人生を送るために何をすればいいか」という問いに応え、新個人主義の旗手として注目を集めている著者が、自己実現の方法を心理学に基づきロジカルに説いた本。自分の夢を実現させるためには「自分で選択すること」「現在を大切にすること」の2点が大切だという。 9.サミュエル・スマイルズ著、竹内均訳「自助論」(知的生きかた文庫、1988年、440円)「天は自ら助くる者を助く」−誰一人として知らない者のないこの名言が冒頭から出てくる本書は、文字通り「不朽の人生論」だ。先の見えない時代だからこそ必ず読んでおきたい、生き抜くヒントに満ちた”名著中の名著”! 10.佐藤一斎著、川上正光全訳注「言志四録」(一)〜(四)(講談社学術文庫、1978年、740円) 本書は、江戸時代末期の儒者・佐藤一斎の42歳から80歳にかけての社会体験語録である。変革期において人間はいかに生きるべきかを説いた本書は、西郷隆盛の座右の書としても有名である。最高の自己修養の書である。 本書が読みにくいとお考えのかたは、斎藤之幸著「ビジネスマンのための言志四録」(講談社)を読んでみてください。 11.新渡戸稲造著、奈良本辰也訳・解説「武士道」(知的生きかた文庫、1993年、480円) 宗教教育がなくて、どうして道徳を授けることができるか。ベルギーの法学者ド・ラヴレーにこう問われた新渡戸稲造が、その回答として書き上げたのが、この「武士道」である。近代の合理主義思想の人々にも充分に理解できる、広い視野と柔軟な理性で論じられた武士道である。「義」「勇」「仁」「礼」「誠」など、武士は何を学び、どう自分を磨いたかを知ることは現代人にとって大いに参考になり、役立つといえよう。 【男の器量・男の値打ちを知る】 12.井深大著「わが友 本多宗一郎」(ゴマ書房、1998年、600円) 同じ時代を生きてきた技術者の井深氏による人間・本多宗一郎への追悼録が本書である。本書は、人間味あふれる偉大な技術者の姿を通して、モノを作る出すということは、働くということは、を問いかけてくる貴重な一冊である。1991年に原著が発刊になっていますが、今年廉価版が出たのでそちらを紹介しました。 14.伊藤肇著「現代の帝王学」(PHP文庫、1993年、630円) 自ら権力を握り、自他のために役立てようというなら、権力についての原理原則を学ぶべきである。他人を動かそう、変えようと思ったら、まず己が学び、自分を変えることが必要であり、「帝王学」とはつまり「自己治人の学」なのだ、と著者は述べている。単なる経営哲学ではなく、リーダーたる者の条件を具体的実例によって描いた実践的な一作である。 15.童門冬二著「人間の器量」(知的いきかた文庫、1989年、460円) 人の心を掴んで離さない男の度量、敵・味方を超えた絆を生む人望、骨太な人間だけが生みだせる信頼感、そして人を率いる指導力。戦国時代から明治維新まで、激動の時代を生き抜いた指導者達の人間操縦術は、そのまま最高のビジネス教訓となる。 【最近でている書籍の中から】 最近、出版されている書籍の中で筆者が感銘を受けた書籍を5冊紹介します。 16.幸田露伴著、渡部昇一編述「幸田露伴「努力論を読む」 人生報われる生き方」(三笠書房、1400円) 17.轡田隆史著「たった一人が世界を変える」(同朋舎、1998年、1200円) 平凡の積み重ねのみが、偉大を成し遂げるのである。世界を変えたこともその始まりはひとりの人の熱意にあることがわかる。ともすると自分一人ではなにもできないと考えがちな私たちのショックを与える書籍かもしれない。 18.松本幸夫著「桜沢如一の 自由人の思想に学ぶ」(BABジャパン、1998年、1600円) 日本人には知られていない人の一人だと思いますが、自ら体得した哲学を「無双原理」と称して、主としてヨーロッパで普及活動をした人です。有名なシュバイツア−博士の病院へも出向いて、東洋の優れた医学を認めていただこうとしたが、できなかった。しかし、その間に何人もの病人を直し、現地の人の信頼を得たという話は非常に興味深い。 19.境野勝悟著「二宮尊徳」(致知出版社、1998年、2500円) 尊徳は世界に誇るべき数少ない日本の人物の一人だと言われています。尊徳の「人と思想」に焦点をあてて書かれた味わう深い本である。 20.ジョン・P・コッター著、高橋啓訳「限りなき魂の成長 人間・松下幸之助の研究」(飛鳥新社、1998年、1905円) 没後10年にして、松下幸之助の教えが世界中の人々に受け入れられようとしているようです。本書は外国人による本格的な幸之助研究の書である。外国人がどのような目で松下氏を受け止めているかを知るには絶好の書籍である。 以上、上智大学の渡部昇一氏の力をお借りしながら、皆様にお勧めできる書籍を紹介させていただきました。一冊でも読まれて、感想をお送りいただければ幸いです。 |
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