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「破約の世界史」
清水馨八郎著
祥伝社(2000年、1,600円+税)
推薦者:山下宏
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千葉大学名誉教授の清水氏の最新刊である。西洋文明は非道で、傲慢であり、条約を締結してもそれを守らないことを、500年ほどの歴史的事実としてあげている。
本書の最終章は、「日本文明の責任と使命」と題されているが、紹介者もその趣旨には大賛成である。簡単に、その内容を紹介したい。
日本文明の普遍化こそが、世界を救う道であると著者は説きます。
- 大陸文明から海洋文明へ
抗争に明け暮れる大陸文明から、平和性、寛容性、温順性、調和性を生んだ海洋文明へ。
- 物質文明から心の文明へ
日本人の特性である人情、温情、恩情、真情といった「情」を有する「心の文明」が21世紀の人類が目指す方向である。
- 砂漠の文明から森の文明へ
- 星の文明から太陽の文明へ
太陽を国旗とする唯一の日の丸の国日本こそ、世界の闇を消し、人類を強く包み込む
太陽文明の時代を開く使命を与えられているのである。
- 力の文明から美の文明へ
日本は他人を疑うことがなく、鍵を必要としない平和に暮らすことができる、まさに地上天国なのである。
21世紀には日本が世界を必要とする以上に、世界が日本を必要とする時代なのである。そのためには、従来日本の学者文化人が軽視してきた日本文明の本質に目覚めることが先決でると著者は主張しています。
いまや世界の識者は、日本の国柄(国体)そのものが「世界の文化遺産」になる価値があると指摘しているとのことです。
日本人として生まれた私たちは、いい意味で自信をもち、自らに与えられた使命を果たすようにしたいものです。
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