西堀先生の名前がすぐ出てくる人はかなり年配の人か、品質管理の仕事に携わり、その名前をよく聞いている人ぐらいではないだろうか。
1903年生まれの西堀先生は、日本流品質管理の創始者的存在であり、先生は問題解決の神様と云われる人であり、色々な工場に出向いては数多くの難問を解決した実績の持ち主である。日本の製造業に基盤を築いた人と云ってもよいだろう。データ解析力は独特のすごさがあり、良い製品が出来る条件をきちんとつかむ確かな眼力を持っていた希有な存在であった。西堀が出向くと手品のように現場が改善される。西堀先生は「現場現物主義」の権化である。
日本の製造業は強い、世界一がずらりと並んでいる。グローバルスタンダードなどという言葉に惑わされてはいけない。世界一をとっている経営こそが、世界一の経営なのだ。
未知の出来事に限りない好奇心を示し、何にでも手を出して、まず挑戦してみる。うまくいかなければじっくりと観察する。そして、どんな困難も乗り越え、実現し、成功させる。生涯これを実践されたのが、西堀先生である。
ものづくりに携わる人のバイブルとして是非身近に置いて置きたい本である。
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