1997年長野新幹線の開業に合わせて、旧信越本線の軽井沢―篠ノ井間をJR東日本から譲り受ける形でスタートした第三セクターの「しなの鉄道」が発足したのを、皆さんはご存知でしょうか。
しかも開業から5年経っても、JR東日本から線路や車両・土地を買い取った際の103億円の返済の目途はまったく立っていなかった。
2001年秋、債務超過に陥ることが確実になると、元県職員の社長は引責辞任。その後半年以上の間、社長不在の異常事態が続いていた。
こんなところの社長として杉野氏は2002年6月に就任し、万年赤字の会社を黒字化させたのである。本書はいかにして黒字化を達成したのかの社長自らによる報告書である。本書を読むと、会社は社長次第でかくも見事に変身するのかと云うことが良く分かる。そして、「結果はすぐ出すこと」の重要性を深く認識することであろう。
日本にはこのように素晴らしい人材がいることを私は誇りに思うと同時に、このような人材が色々な分野で、その持てる力を発揮できるようにさえすれば、不景気はふっとび、年金問題なども解決可能だと思うのだが、皆さんはいかがお考えになるでしょうか。
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