皆さんは米国のシスコシステムズ社(以下、シスコ)という会社をご存知だろうか?1990年に株式公開した時のシスコは売上高約83億円の企業であったが、1999年1月には年間売上高は1兆2千億円に達し、150倍もの成長を遂げたのである。 1999年5月31日時点での時価総額は約21兆円を超え、ナスダック・米国店頭株式市場でマイクロソフト、インテルに続く第3位にランクされるまでになった。このシスコにこそ日本企業復活のための新世代型経営モデルがあると著者らは主張するのである。要点をあげると、顧客価値とマネジメントに特徴があるという。 ●企業の成長を支える三つの顧客価値 1)顧客密着 2)製品のリーダーシップ 3)オペレーションの卓越 ●成長を創造するマネジメントとその仕組み ・マネジメントの基本1 目的…企業の目的を明確にする ・マネジメントの基本2 オペレティングモデル…計画5%,行動95% ・マネジメントの基本3 リーダーシップ…チームワーク型リーダーシップ ●シスコの経営のポイントは、以下の点にあるという。 ・明快な目的を共有する ・フェアに収穫を分かち合う ・果敢に成長を図る ・結果を小刻みかつ多面的に測る ・意味のないことはやらない(無駄の排除) ・市場論理を最優先する ・結果主義を貫く 過去の成功体験を捨てて、新しい経営体系をつくる必要性に迫られている日本企業にとって、大いに学ぶべき点が書かれている書籍であると言える。 自分自身の仕事の仕方を変革したいと考えている諸子にも参考になろう。 |
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