副題に「進化しつづける組織の創造」とあるように一種の組織論でもあります。 ラグビーファンなら、神戸製鋼ラグビー部の黄金時代を築いた平尾氏を知らない人はいないでしょう。 世界に通用する日本代表のラグビー部をつくろうと取り組んでいる姿を、その考え方を率直に述べている本書は、チームで戦う、サッカーや野球などにも適用できるものを含んでいると紹介者は考えています。また、組織で仕事する多くの人びとに、これからの社会ではどのような組織が妥当なのか、どのような組織にしようかと考えている人に多くの示唆を与えてくれると思います。 一言で言えば、自分で考え、判断する「最強のチーム」をつくるというのが目標である。選手は自分のチームという意識を持っており、自分自身の限界への挑戦を楽しむ姿勢が明確であり、自分が主体的に動きながら、なおかつ全体のことを考え、組織としての成果を最大にするように各人が、行動し、判断し、また行動するそのようなチームをつくろうと現在も挑戦しているのが、現在の全日本ラグビーチームと言えます。そのこれまでの取り組みについて率直な言葉で語られており読み易い本でもあります。 Jーリーグの人も、野球をやっている人も、このあくなき挑戦者魂というべきものを学んでいただきたいと願ってやみません。そうでないとサッカーも、野球も魅力のないスポーツになってしまう危険があると感じているからです。 第6章は、本書の最終章で、「スポーツが変われば、社会が変わる」というタイトルの章ですが、ここに平尾氏が言いたいことが凝縮しているように思います。一部、書籍から引用しましょう。
多くの方々に一読をお薦めしたい書籍であります。 |
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