■日本の心を美しくする 今月の当会推薦映画



★Jmindスタッフ推薦 秋の映画紹介特集 PART2★

前回のPART1に続き、今回はPRAT2として、「恋愛/ロマンス部門」「音楽映画部門」「SF映画部門」から、計10本の作品をご紹介します。



★恋愛/ロマンス部門

■恋はデジャ・ブ
 93年、米 監督/ハロルド・ライミス 100分
 出演/ビル・マーレー/アンディ・マクドウェル
★何度も同じ日を繰り返すラブコメディ
 これは、ビル・マーレイ扮するTVの天気予報官であるフィル(ビル・マーレイ)が同僚の女性プロデューサー(アンディ・マクドウェル)との恋愛をなんとか成就をさせようと奮闘するラブコメディです。しかしながら、この映画は設定が非常に変わっているのです。

 毎年2月2日に行われる田舎町の行事の取材にフィルたちは行き、なんとか取材を済ませて帰ろうとすると吹雪のため道路が封鎖、仕方なくその町に戻ることになります。翌朝目覚めると、なんとそれはまた2月2日なのです。なにからなにまで昨日と同じ今日にフィルは驚くわけですが、なんと、次の日も、また次の日も、いつまでたっても朝起きると2月2日なのです。しかも、それはフィル一人にだけ起きていることなのです。

 ただし、ひとつだけ違うことは、フィルの言動によって、周りの人々の反応が変わり、それまでと違う2月2日になるのです。フィルは、プライドが高く、皮肉屋であり、いわゆる"いけすかない奴"なのですが、なんとか、女性プロデューサーとうまくやろうとして、あらゆる方法を毎日、毎日試します。しかし、いくら表面的に取り繕うが、テクニックを用いようが最終的にタイムアウトとなってしまいます。何度も同じ日を繰り返す内に、いつしか彼は、気づくのでした。本当に環境を変えるには、真の意味で自分の心を変えなくてはならないことを...。

 ちなみにデジャ・ブというのは"既視感"というのもので、初めて見た光景なのに、どこかで見たことがあるという気持ちを強くもつような体験を指します。(張替)


■哀愁
 40年/米 監督:マービン・ルロイ 109分
 主演:ヴィヴィアン・リー ロバート・テイラー
★恋愛メロドラマの古典
恋愛メロドラマの古典と言っても過言ではないと思われる名作だと思います。
あまりにも美しく、悲しく、せつない恋の物語。

第一次世界大戦下のロンドンで出会った二人は、運命のいたずらに翻弄されて、愛し合いながらも悲しい結末へと物語はすすんでゆきます。
霧の都ロンドン、見目麗しい男女、戦争、すれ違い、名曲「別れのワルツ」・・・キーワードだけで、甘く切ないラブロマンス・・っていう想像が簡単にできそうです。
ヴィヴィアン・リーの愛くるしい表情がかわいすぎて、のちの彼女の悲しみと苦しみを一層引き立ててしまうように思えました。

ご覧になるときは、ティッシュとハンカチをご用意ください。(津田孝子)



■ゴースト ニューヨークの幻
 90年/米 監督:ジェリー・ザッカー
 主演:パトリック スウェイジ デミ・ムーア ウーピー・ゴールドバーグ
★生死を超えたロマンス
強盗に撃たれて死んでしまった銀行員のサムが、ゴーストとなって霊媒師の力を借りながら自分を殺した犯人を見つけ出し、恋人を守ろうとする、とってもロマンチックな映画でした。

彼の存在の証となった1枚のコインのシーン・・・思い出すだけで涙が・・・(津田孝子)





★音楽映画部門

■海の上のピアニスト
 99年/伊・米 監督:ジュゼッペ・トルナトーレ  125分
 主演:ティム・ロス/プルート・テイラー・ヴィンス
★海の上で生まれた伝説のピアニスト
ジュゼッペ・トルナトーレ監督、音楽はエンリオ・モリコーネという「ニューシネマパラダイス」コンビとくれば映画ファンは見ないわけには行きません。

客船ヴァージニアン号の中で生まれ、1900(ナインティーン・ハンドレッド)と名付けられた男の思い出を、親友であるトランペッターの回想で綴るストーリーです。船という非常に狭い磁場に生き、ピアノという広大な宇宙空間で生涯を送る1900の姿に哀愁を感じます。
とにかく音楽好き、ピアノ好きな方にお薦めな作品です。(黒岩)



■シャイン
 96年/豪 監督:スコット・ヒックス  105分
 主演:ジェフリー・ラッシュ
★愛に押しつぶされた天才ピアニスト
オーストラリア映画です。
主演のジェフリー・ラッシュがアカデミー主演男優賞を受賞したことで話題になりました。
物語は、実在する天才ピアニスト、デヴィッド・ヘルフゴットの半生を綴った実話であります。父親の執着した愛情に押しつぶされ、デヴィットはコンテストでラフマニノフの協奏曲を弾き終わった後、精神を患います。
ラフマニノフの3番という曲がピアノ弾きにとって人生を賭けるほどのすごい曲(難しい曲)だということは私にはよくわかりませんが、たぶんすごい曲なんでしょう(^^;)。映画からその気迫が伝わってまいります。

ピアノを熱演するシーンは、上でご紹介した「海の上のピアニスト」のナインティーン・ハンドレットの姿と重なり、何か導通する趣を感じます。
作品中で聴かれるピアノ演奏は、デヴィッド・ヘルフゴット本人によるものだそうです。(黒岩)


■アマデウス
 84年/米 監督:ミロス・フォアマン 160分
 主演:F・マーリー・エイブラハム
★絢爛豪華中世音楽絵巻
少し前の映画ですが、絢爛豪華、贅沢きわまりないこの映画のアカデミー賞主要8部門受賞は誰しも納得のいくところでございましょう。なんといっても脚本が素晴らしいです。それに、音楽もなかなかよくできています・・・って、モーツアルト先生の音楽なのですから当たり前ですね、誰に向かって物言ってるんでしょう(^^;)・・・

ロックしか聞かなかった私が、この映画のおかげでクラッシック音楽ファンになりました。命の恩人のような映画です。もうすでに、16年も前の話でございます。(黒岩)




★SF映画部門

■ネバー・エンディング・ストーリー1〜3
 84年〜/ドイツ 監督:ヴォルフガンク・ペーターゼン他
 主演:ノア・ハザウェイ他
★「はてしない物語」の映画化
 1〜3、この3本の映画はどれも甲乙つけがたい作品です。
そして、この映画は子供から大人いやお年寄りまで楽しめるものとしては、かつてなかったのではないかと思います。全米で大ベストセラーになった「はてしない物語」の映画化で、「夢」と「希望」を与えてくれ、また生きる「勇気」をも与えてくれます。何度見てもすばらしい映画で、必見の映画です。 (宮川良平)



アンドリューNDR114
 99年/米 監督:クリス・コロンバス 131分
 主演:ロビン・ウィリアムズ
★人間が人間であることの定義とは?
 アシモフの短編SFを原作とするロボットを主役とした昨年公開の映画です。有名なロボット三原則もでてきます。ロボットが人間の心を持つがゆえの苦悩を描いた作品であり、ストーリーそのものは特段、目新しいものではないでしょう。しかしながら、ロビンが数十キロのロボットスーツを着て、悪戦苦闘しながら描き出した人間の心を持つロボットに対する様々な偏見を通しながら、一体、人間の定義とは何であろうかということを深く考えさせられる映画となっています。

 アンドリューは人間になるために、自らに人工臓器や人工皮膚、神経細胞を装着し、最後には永遠であるはずの生命すら捨て、"死"を迎えるための処置までも施します。しかしながら、彼にとって見れば、愛する人々を常に見送り、取り残されてしまう永遠の悲しみに対するピリオドが打たれたことは、むしろ、喜びなのかもしれません。結局のところ、姿をいくら人間に似せようと改造しようとしても、アンドリューの心ははじめから変わりもしないアンドリューなのです。人間が人間であることを定義しているのは、姿形ではなく、その"心のあり方"であるいう、当たり前であるがゆえに忘れている、そんなことを思い出させてくれる映画ではないでしょうか?(張替)


■未知との遭遇
 77年/米 監督:スティーブン・スピルバーグ 135分
 主演:リチャード・ドレイファス
★人間本来の心をありのままに表現
心の郷愁を追い求め、また引き付けられたらどこへでもいってしまう、という人間本来の心をありのままに表現した映画のように思います。
それは真実の世界を求める一途な思いを、主人公が映画を見ている人の代弁をしてくれているのではないかと、自分とダブらせて見てしまいます。それになかなか気がつかないほど引き込まれていくすばらしい映画です。(宮川)



■2001年宇宙の旅
 68年/イギリス 監督:スタンリー・キューブリック 140分
 主演:ゲイリー・ロックウッド、キュア・デュリア
★SF映画の金字塔
自分にもし女の子が産まれたら、「ハル」と名付けようと思っていました。ハルとはこの映画に出てくるスーパーコンピュータHAL9000の名前であります。HALとはIBMの文字を1文字づつシフトした言葉ということは・・・ご存じでしたね(^^;)、し、失礼しました。

もうこの映画に関しては今さら何も申し上げることはございません。名作の中の名作、SF映画の金字塔、今回の推薦映画企画のトリということで、紹介させていただきました。(黒岩)



 以上、秋の推薦映画特集でした。



 推薦映画(推薦映画バックナンバー) ←こちらもどうぞご覧下さい。





ホームページへ戻る]