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映画『ショーシャンクの空に』 〜希望と友情〜 公開:1994年(米) 監督:フランク・ダラボン 主演:ティム・ロビンス / モーガン・フリーマン 推薦者:黒岩宏光 ■希望と友情
スティーブン・キング原作、フランク・ダラポン監督映画、といえば今年話題を呼んだトム・ハンクス主演の「グリーン・マイル」が思い出されます。みなさんご覧になられましたでしょうか? といいながら、この私もつい見逃してしまい(^^;)、ビデオ化を待ち望んでいます。さて、このコンビでもう一本、5年前にロードショーされた感動大作「ショーシャンクの空に」という映画があります。 お恥ずかしながら、ビデオにて数日前にはじめてこの映画を鑑賞しました。 見終わった後、映画ファンを自称している者として、人生最大の汚点を残してしまいました。この傑作を今まで、不覚にも見落としていたことであり、 ロードショーのスクリーンで見逃してしまったことであります。 おそらくこの映画の感動は、生涯忘れることはないでしょう。映画のラストシーンはあまりにも強烈で美しく、いつまでも心に深く残ることと思います。 今、最近ロードショーで見た映画の内容やテーマが、あまりにも小さく、どうでもいいように思えています。 「希望」 という言葉があります。 「希望」・・・素晴らしい言葉ですね。でも、なぜですか? 心に「希望」を持つことがなぜいいことなんでしょうか?そもそも希望とはなんですか? あなたは、明確に誰にでもわかるように説明できましょうか? 「希望」というものを見せることができましょうか? ■あらすじ もちろん、すでにご覧になっている方も多いかと思いますが、簡単なあらすじを。 銀行員アンディー・デュフレーン(ティム・ロビンス)は、妻と愛人を殺害したという無実の罪で、無期懲役刑にて、ショーシャンク刑務所に入れられることになります。 物静かな彼ですが、所内での暴力や辱めに屈することなく、「調達屋」レッド(モーガン・フリーマン)や同じ服役囚達にやがて心を開いていきます。 その後、アンディーは、元銀行員の経験と博識を生かし、図書館の整備や囚人達への高卒資格の勉強指導と、愛に満ちた人間味を発揮し、囚人、職員を問わず信頼を受け、レッドとの友情を深めていきます。 しかしながら、物静かな彼には、 誰にも話すことのない 「希望」 がありました。 誰にも奪うことのできぬ心の中の「希望」・・・『ここでは「希望」などない!塀の中で「希望」は正気を失わせる。「希望」など持つな!』、終身刑であるレッドは、現実的な持論をアンディにぶつけます。 「必死に生きるか、必死に死ぬか、どちらかしかない」―――難しい命題となるような言葉を残し、アンデイは最後に自分自身の 「希望」 を実行します。 ■Redemption〜心の救済 映画の中で、仮出所することができた年輩のブルックスは、人生に「希望」を見いだすことができず、最後に「死」を選択しました。レッドも他の囚人も同じ思いであり、同じ心の持ち方、考え方でした。しかしながら、寡黙なアンディだけは違いました。無期懲役という絶望的な環境であっても、泥沼のような救いのない刑務所の中に在ってもです。 彼は男らしく19年もの長き服役を堪え忍び、自分の信念を行動で示し、レッドに、刑務所の皆に身をもって救いを与えました。原題である、「The Shawshank Redemption」の「Redemption」は ”救済” の意味であります。 あるいは、「行動」で示すこと、「見る」ことは最大の教えとなる力があります。アンディの愛はあまりにも大きな力で皆の心を変え、不可能と固まるレッドの心を溶かすことができました。とても強かに、とても静かにであります。 美しい男の友情を織り交ぜた感動のシナリオ、レッドの語りで進行する重みのある物語、ティム・ロビンス、モーガン・フリーマンをはじめとする各俳優の演技、中弛みのない緊張感ある演出、どれをとっても一級品、最高の映画です。 これほどまでに、深く、友情と希望を見せつけられる映画を私は知りません。 この後も、この感動を超える映画にお目にかかることは希でありましょう。・・・しかしながら、心に「希望」がある限り、その可能性があることを信じて今後も映画を見続け、このコーナーで良い映画を皆様にご紹介してまいりたいと思います。 |
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