■今月のコラム

「ゲームソフト開発者」への提言

 選者:山下宏



■若者の活字離れ

最近、青少年の今まででは考えられないと一般に言われるような犯罪が数多く発生していわゆる有識者と言われるような人が色々な発言をしています。しかしながら、有効な対策がなされない内に、類似の犯罪行為が起こっているようです。

最近の若者は一般的に本は読みませんし、一世代前とも異なりマンガ本も読まないということです。では今、彼等が夢中になっていることは何なのでしょうか。賢明な本HPの愛好者には既にお気づきのように、ゲームに夢中になっています。今の若者がゲームに夢中になっていると言うのならば、ゲームはいけませんなどと説教めいたことを言っていても始まらないのではないでしょうか。むしろ彼等が熱中するゲームというものを積極的に活用することを考えてみたらどうでしょうか。

現在のゲームは単に楽しむだけ、あるいは戦いに明け暮れるといった娯楽性を追求する形のもが主流なのではないでしょうか。そこで、昨今の世情を考えると、もっと教育的な要素をそれとなく取り入れているエンターテイメント型ゲームの開発を真剣に考えるべきではないでしょうか。「ゲームソフト」の開発に携わっている皆さんへ是非提案したいのは教育的な要素をもったエンタテイメント型ゲームソフトの開発を是非実施していただきたいということです。



■ゲームソフト開発者の皆さんへの提言

何故、このような提言をするのでしょうか。本来であれば、子供は両親によって、色々なことを教えられます。特に、社会生活をする上で、基本的に守るべき事などを折に触れ教えられて、初めて人間として成長していくと考えられます。だいぶ前に、狼に育てられた少女が発見され、通常の人と同じように生きていけるようにと努力がなされたことがありましたが、成功しませんでした。これなどは大人になるまでにどのような教育を受けたかということが人間形成に大きな影響をもっているということを示している極端な例だと言えるでしょう。

今、親になっている多くは、自分がきちんとそういうしつけを受けていない世代だと考えられます。また、家庭と同様に、学校も同様な状況で、しつけというものを知らない先生がかなりいるという現実に基づいて対策を考えた方がよいのではないかというのが、筆者の提言の背景にある物の見方です。

夢中になって、徹夜してでもゲームを楽しむのが今の青少年の現実だとするならば、この現実を生かさないてはないでしょう。

 ・自然に「挨拶」が身に付くゲームソフト
 ・極自然に「他人への思いやり」が身に付くゲームソフト
 ・自然に「簡単な算数−四則演算」が身に付くゲームソフト
 ・自然に「感謝の心」が芽生えるゲームソフト

など、考えれば色々と具体的なテーマは考えられるでしょう。子供が夢中になれ、しかも知らない内に、人間として生きていく上で、身につけたいと誰もが考えるような事柄を身につけさせることができるようなソフトの開発はそう簡単ではないでしょう。だからこそ、チャレンジする価値があり、社会的にも、世界的な視野に立っても、堂々と輸出できる日本のオリジナル文化と言えるでしょう。

単純なゲームソフトの開発には飽きたという方、もっと社会的に意義のある仕事がしたいとお考えのゲームソフト開発者の皆さん、是非チャレンジしてみませんか。








ホームページへ戻る]