「現代日本診断−1」 〜漂流する国家−日本〜
記者:生きがい情報士 山下宏
■漂流する国家−日本![]() 日本は国家としての目標を持てないまま、漂う島国となっているように見えます。「第四の国難」という書籍の著者・前野徹氏は歴史の常識を語ることも許さない日本の現状に大きな憂いを示し、このままいけば国は滅びると警告されています。神山啓示氏はその著「日本人の忘れもの」で、日本は5つの忘れのものがあると指摘しています。それは、
であるという。的場順三氏は「座して待つのか、日本人」という書籍のなかで、自己責任を忘れ、失敗を教訓にできない日本の現状に警鐘を鳴らしています。 このように日本の現状に危機感を抱いている人は数多く、そのすべてを紹介するのが目的ではありません。このような多くの警鐘の中に見て取れることは、日本人よ自信を回復せよということと解決策は過去の日本の中にありというものです。 日本人としての気概を失い、礼・智・信・義・仁 に代表されるような精神性を失い、日本人として、あるいは日本という国家として、世界の中で主体的に行動するという能力を失い、世界中の様々な人々に対して、私たちは「日々このようなことを考え、行動し、このような世界を実現したいと願っているのですよ」という主張を失い、言葉を失い、自分の頭で考えることを厭い、頭脳すら失った日本、このような日本に未来はあるのでしょうか。 ここまで色々な識者が何もかも失った日本という話を聞いて、なるほどそうかと日本人の全ての人が感じ入って参りましたとなるのでしょうか。 私の生活実感から言えば、ちょっと待ってくれと反旗を翻す日本人が結構いるのではないかと思います。バブル経済が人為的にはじけてから、10年以上も低迷を続けているにも拘わらず、日本という国家は沈む気配さえありません。色々な分野の指導者層には問題が生じているかもしれませんが、指導者がいなくてもきちんとやっていけるのが日本の本当の底力だと思うのです。決して表舞台には現れませんが、その場その場でしっかりと自分の役割を果たし、それ以上に上長の失点をカバーしている方々がいるということを物語っていると私は考えています。 勲章などにはまったく関心が無く、ただ一隅を照らすという己の役割に徹している雑草のような存在が日本社会に健在する限りにおいては、色々な識者の警告は杞憂に終わると私は自分の生活実感として申し上げたいと思います。 |
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