「孤独」の処方箋
記者:広野まり
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■「孤独」の処方箋 ストレスは人によってさまざまですが、孤独に対するストレスを抱えている人は案外多いのではないでしょうか。極端な例ですが、アルコール依存症にかかる原因は「アルコール好き」ではなく、「孤独に耐えられない」ことのほうが圧倒的に多いそうです。アルコール依存症とまではいかなくても、孤独に耐えられなくなったとき、私たちは一定の行動パターンを取ります。長電話をしたり、ちょっとおしゃれして人に会いに行ったりと、いろいろあるでしょう。 孤独の度合いが軽症の場合は、電話をしたり人と会うことでスッキリと解消されることも多いのではないでしょうか。 ところが、人と話すことで新しいストレスを生むこともあります。自分より恵まれた環境の友人をうらやんだり、ささいな一言が妙につきささったりして、もんもんとしてしまう・・。表面上は孤独が解消されたかにみえて、かえって「私だけがこんな毎日なんだ」などと孤独感を強めることさえあるからです。 孤独の度合いが重症になったときの対処方法として、私は「本当に孤独の時間を取る」ことをおすすめしたいと思います。誰からも邪魔されない一人静かな時間を取るのです。 私の場合は、早朝の時間を利用しています。(早起きする最大のコツは早く寝ること!)早く起きて、コーヒーでも飲みながら、日ごろの自分の姿を思い浮かべてみるのです。ぼんやりしてしまうときは、心を耕すような内容の本を開いて、心に響いたところについて考えをめぐらせてみるのもいいでしょう。そうすると「昨日の自分、あれはかなりまずかったなぁ。」などと思えてくるがあります。 こんなふうに自分を少しでも客観的に見ることができてくると、孤軍奮闘しているつもりの自分が、実は案外いろんな人に支えられて生きていることに気がついたりするのです。そのとき、何とも言えない安堵感が生まれます。心のうちに暖かいものがこみあげてきて、涙が出ることもあります。そして、いつのまにか孤独感は飛び去ってしまっているのです。本当に孤独の時間を取ることで、孤独感から開放されるなんて、何とも不思議なことだと思いませんか。 |
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