■「微笑みのおかげ」
ひとりの悲しげな見知らぬ男に彼女は微笑んだ,
その微笑みが彼を気持ちよくさせた。
彼は過去のある友人の親切さを思い出し,
感謝の手紙を書いた。
その友人は彼の感謝があまりに嬉しくて,
ランチのテーブルに多額のチップを置いた。
チップの額に驚いたウエイトレスは,
その全額を賭けに費やした。
翌日,彼女は賞金を受け取り,
その一部を路上の一人の男に与えた。
その男はそれに大変感謝した。
2日間,彼は何も食べていなかったから…
彼はディナーを終え,貧しい我が家へ足を向けた。
やがて自分が死に直面するだろうとは知らずに…
途中で彼は寒さに震えた子犬を拾い,
家につれて帰り温めてあげた。
子犬は嵐から逃れ無事でいられるのを,
とてもありがたく思った。
その夜、彼の家で火災が起こった。
その子犬は,非常ベルのごとく吠えた。
家中の者が目を覚ますまで吠え,
みんなを危険から守った。
子犬が救った子供たちの一人は,
成長してのちに大統領になった。
これらすべての出来事は
たったひとつのやさしい微笑みのおかげ。
一銭たりともお金はかからずに!
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【選者の一言】
今回の言葉をあなたはどのように受け止めましたか。「相手を思いやる心」がありさえすれば、誰にでも何か人のためになるようなことができるのではないでしょうか。でも私たちは知らず、知らずの内に自己中心的な生き方をしてしまうのでしょう。だから今回のような言葉に胸を打たれるのでしょう。
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