■ 『完全主義者の落とし穴』
自分の子供に非現実的な要求を押しつける親は大勢いる。
彼らは自分の子供時代のことと子供の限界を忘れ、
子供の年齢に適した基準ではなく
自分の基準によって子供を判断する。
だから、子供が大人と同じくらい素早く適切に状況に対応できるだけの
調整能力を持ち合わせていないことを見落としているのだ。
いくら子供のためによかれと思っても、
こういう親はなかなか喜ばず、
めったに満足しない厳しい監督者だ。
子供が何をするにしても、あるいは何かをどれだけうまく成し遂げても、
「もう少し努力しなさい」「もう少しうまくやってみなさい」
と叱咤激励する。まるで馬の前にニンジンをぶら下げるように、
彼らは子供の心に完全主義という理想をたたき込み、
自分の基準で子供の進歩を測る。
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【選者の一言】
世の中には全ての仕事を完全にやろうとする人が驚くほど大勢います。完全主義、100点主義に陥ると、どうでもいいことに時間を費やすようになり、他人にも完全を求めるという落とし穴が存在します。完全であろうとなかろうと人間としての価値とは関係がないと言えるのではないでしょうか。完全主義を卒業すると楽に多くの仕事を出来るようになるのは皮肉なことなのでしょうか。
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