■『21世紀の企業像と経営者、管理者の役割』



 第十回 最終回

ミレニアム
私の企業ビジョン=千年紀・理念経営による繁栄の実現=


早いもので第10回の最終回となりました。
これから起業をめざす人や経営にたずさわっている方へ、

 1)企業経営の魅力
 2)人格の形成と向上に企業経営がどんなに役立つか
 3)利益と組織運営のポイント

を私の経験を通してお話してきました。むしろ私の企業観と人生観が色濃く出ていたかもしれません。経営者として心がけることを述べてまとめにしましょう。


■理念経営チェックリスト(10訓)

1.「理念」実現の、強い信念と使命感を持っているか?
企業の社会に対する存在理念をいつも心に描き続ける。そして日々努力を続ける。目的を達成するまで粘り強く継続する。「継続こそ力」を持ち味にする。

2.「利自即利他」を発展のエネルギー源としているか
利自は自分作りをしながら自らも幸福の道を歩むこと。利他は他の人を幸せにすることですが、つきつめて言えば”愛”のことです。この言葉は双方向の意味があり可逆性を持っています。与えた愛は再び愛となって回帰するのです。他人の幸せを心底願って日々を生きる、与え続ける愛の循環なのです。

3.10ヵ年ヴィジョンで、経営資源のパワーアップと魅力づくりをしているか。
夢と希望を持って、次世代を担う若者を育てる。そして新しい経営環境に適応しつづけ、更には経営環境にも働きかける。経営環境へ適応しつづけるため経営資源(人・物・金・時・情報)を常に強靭にイノベーションすることは経営そのものと言えます・

4.意思決定を未来指向とし、先進企業になる挑戦をしているか。
過去・現在からではなく未来からの視点で、「今、何をすべきか」ととらえる。そして常にトップグループをめざす。チャンピオンになる挑戦を、いつもいつも心がける。

5.企業体質のスクラップ&ビルドを、勇気を持ってすすめているか。
トップにとって勇気を最も必要とする意思決定は、成功体験を伴う負の資産(人・物)を切り離すことではないでしょうか。使命感がないとできないからです。

6.組織は戦略型をめざし、求心力(調和)と遠心力(進歩)はバランスしているか。
「企業は人なり」は金言としていつの時代も通用するでしょう。企業が発展するために幾度となく通過するのが組織のスクラップ&ビルドであり、組織のパラダイムシフトです。とどまれば敗北が待っているのです。

7.後継者(人材)を切磋琢磨で鍛え、対機説法で個性を引き出しているか。
「人を生かす」とは永遠の課題です。目標をかかげ出番を与え、その人らしい個性を引き出して、個人も組織も活性化(動機づけられている)している企業には若さがあります。

8.「素直さ・自助努力・謙虚さ」で、大成への「一日一進」の精進を継続しているか。
コツコツと積み上げる日々の努力をもって得た信用(徳)は何ものにもかえがたい良き習慣であり、資産です。大きなヴィジョンを持って、100年の計をもって進みましょう。

9.心のバランスシートは、黒字化の方向にあるか。(今日は、一生は)
人生の貸借対照表は黒字か赤字か。「世のため、人のため」を資産とし、人から受けている施しや、人に与えてしまった迷惑を負債として(老計、死計はどうであったか)。

10.「念い」は正しき指針(理念)に同調しているか。
「念えば叶う」は真実です。それ故に利自即利他の心をもって、全ての人々を幸せにしようとする「世のため・人のため」をいつも念いつづけることが、企業が繁栄発展するための根本パラダイムなのです。




『飛翔』 綾小路有則 画


■私の21世紀のヴィジョン

私のビジョンは、私の生まれ育ち住んでいる鳩ヶ谷(埼玉県)の街にユートピアの種を蒔き、育て、全ての人々が幸せになる品格のある街を、たくさんの人々と心を合わせて実現することです。そして日本へ世界へ広がり、経済交流や文化交流の一つの核になることです。

東京から地下鉄が延伸してきて、2001年3月には開通するタイミングにあります。
具体的には、
  1. 都市型産業(情報・教育・CAD等)を興し、地域経済を活性化する。
  2. 企業家・後継者の理念と経営の実学を体得するビジネス・スクールを建学する。
  3. 街の景観と街おこしのシンボルとなる24時間サービスする電脳オフィスを建設する。
ことを構想しています。ワクワクするような60歳代を予感しているのは、このビジョンがあり多くの方々とのネットワークが築かれつつあるからです。

是非一度鳩ヶ谷へお出かけ下さい。私のコンサルタントファームも2年前に東京から鳩ヶ谷に移転して根を張りつつあります。ビジネススクールも予備開校しました。


■おわりにあたって

永い間お読みいただきました皆様へ、このような機会を与えて下さった方々へ心より感謝申し上げます。皆様からの成功体験やよき商品開発等の「いいしらせ」を楽しみにしています。

もっと理念経営を知りたい方へ「理念経営のすすめ方」(中央経済社)をプレゼントしますので、E-mailでご連絡下さい。 (E-maiL送付先:info@rinen.com


ありがとうございました。成功を祈っています。




■お知らせ

企業家、起業家向けに"SPACE SHIP・平本靖夫のキャプテン便り"で、経営の実学
について掲載しております。関心のある方は是非ご覧ください。

 URL:http://www.rinen.com/

毎月17日・I&C会報を発刊しています。




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