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■利益とは 企業経営においては、1.利益と 2.資金(キャッシュ・フロー)のバランスをとって意思決定を行い、企業の進むべき道(戦略・基本方針)を選択します。企業は手許資金に詰まり、銀行取引停止となったり、仕入れ等ができなくなれば倒産(企業の死)することになりますので、経営者はいつも資金のことを考えています。現在のデフレ不況期には特にキャッシュ・フローが重要課題となっています。 企業経営にとって何故利益は必要なのでしょうか。「勝ち組」になるには、ここをしっかりと抑えておくことが大切です。優柔不断で意思決定ができないリーダーや部下を厳しく指導できない管理職や弱々しき善人の方は、大体この点の理論武装ができていません。 まず、利益が出ないとどうなるかということを考えてみますと、
■利益計画の考え方 利益は企業存続のため、資金と共に絶対条件と述べましたが、同時に利益(黒字)は社会(お客様)からの評価でもあるのです。メリットを与えてくれたことに対する報酬なのです。このことは松下幸之助氏も機会ある毎に語られ、ダム型経営の根本をなす考え方であります。次に売上ですが、量は販売が細分化されてきて、個別のニーズ(需要)に対応した売れるだけ作るという小量生産型となっています。また単価はインターナショナル・プライス(国際競争価格)の影響を受けてデフレ要因ともなり、地球規模での一物一価へ向かっています(EUを考えてみればよく解ります)。そのため売り手が独善的に価格を決めることはもはやできなくなっているのです。 そうしますと原価は必要な(適正な)利益を確保できる許容範囲におさめなければ利益はでないことになります。原価の四要素は、1.材料費(仕入れ) 2.外注費 3.労務費 4.販売・生産・管理等経費 です。この原価の中にお客から見てメリットのない原価は「ムダ」ということになり、このムダを価格転嫁することをお客は認めてはくれず、結局「売れない」ということになります。そのため企業間競争に勝つためにインターナショナル・プライスに適応しようとして材料、労務費等もグローバル・スタンダードとしてとらえて海外シフトする企業が多くなっており、社内の機構改革もますます加速しているのです。 ■金儲けと経営の違い では利益を出すためには手段を選ばず何をしてもよいのでしょうか。社会やお客は受け入れるでしょうか。「ノー」です。理念経営では常に「世のため・人のため」を価値基準に入れて意思決定をします。その製品やサービスを使う人が幸福になるか?未来の環境を害さないか?協力してくれる人々に喜びがあるか?公の行為があるか?をチェックします。 単なる金儲けは私的行為です。私腹を肥やすために、協力者の怨みをかったり、反社会的な行為をしたり、人を苦しめたりするのは経営ではないのです。 「富」はどんな経営者、人のところに集まるのでしょうか。それには三つの原則があると考えています。
そして豊かになることを心の底で避けてはなりません。清貧の想いを捨てて、豊かなる富を「世のため・人のため」に役立てていく大いなる統領が21世紀のリーダー像であり、理念経営を推進する経営者、管理者像であります。 次回は「愛の経済学」と「経営者の使命」について述べます。ありがとうございます。 |
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