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増えるうつ病

日本は高度経済成長が終了し、成熟社会へ移行としたといわれ20年近くになります。一方で、精神的な病や問題を抱える人が年々増加し、大きな社会問題となっていいます。特にバブル崩壊後は、失われた10年といわれ低迷し、ここ数年は、景気の悪さ、社会全体の閉塞感なども影響していると指摘されています。

厚生労働省の統計によると、1996年には43.3万人であったうつ病(鬱病)や躁うつ病(躁鬱病)の総患者(調査日には通院しなかったが前後に通院している者を含む)は1999年には44.1万人とほぼ横ばいであったが、その後、2002年には71.1万人、2005年には92.4万人、2008年には104.1万人と9年間で2.4倍に増加しています。同時にうつ病治療に使われる精神安定薬や睡眠薬の国民使用率も上昇しています。
21世紀はストレス社会といわれます。いえ、ストレス自体は以前から存在していたはずです。ではなぜ、この10年で精神的な問題を抱える人が急増しているのでしょうか。何か表面化していない別の要因・原因もあるのでしょうか。

さらに同省の統計によると、男女別ではうつ病・躁うつ病の場合は男性より女性の方が1.7倍と多く、年齢別では、いずれの年齢層でも女性が男性を上回っています。男性は40歳代が最も多く、30歳代がこれに続いています。女性は60歳代、70歳代が最も多く占めています。女性の場合は高齢者にうつ病・躁鬱病の患者が多い点が男性と異なる点といえます。出典 2008年10月 厚生労働省「患者調査」

一方で、うつ病・躁うつ病の病気自体が社会全体で一般的となり精神科や心理内科へ通院すること自体のハードルが下がっていることが患者増加へつながっている要因だと指摘する専門家もいます。

NHKの2007年調査では、上場企業200社のうち6割が、この3年間で心の病が増加したと回答。年齢別に見ると、心の病は30代に集中していると発表しています。

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