
|
後編は、私が長年培ってきた英国紅茶に関するノウハウを公開いたしますので、ぜひ参考にして下さい。 あまり詳しく書いていると、それだけで一つのホームページができてしまいそうなので、ここでは重要なポイントだけを簡単にご説明いたします。 |
|
まずは、紅茶の基礎を雑学として知識に入れてほしい。 ■紅茶の基礎講座 ●お茶の種類以外と知らない人が多いのだが、この「紅茶」と,主に日本で飲まれている「緑茶」、そして中国で有名な「ウーロン茶」、これらの茶葉は実はみな同じなのである。どれもお茶の木(ツバキ科ツバキ属)の葉から作られている。 発酵の度合いで、緑茶、ウーロン茶、紅茶と分かれるのであって、もとは皆同じ種類の葉なのである。 葉を発酵させないのが「緑茶」、完全に発酵させる発酵茶が「紅茶」、その中間の半発酵茶が「ウーロン茶」となるわけである。 ●紅茶の効用 うれしい紅茶の効用として以下の点が注目されている。
●紅茶の種類 紅茶の種類は主にセイロン、インド、中国の産地による3種に大別され、その他インドネシア(ジャワ)産やケニヤ産などの種類があり、その産地からとれる茶葉により細かく銘柄が分けられる。また、産地による銘柄分けとは別に、オレンジ・ペコー、ペコーなどの葉の等級や大きさなどによっても区分けされる。「オレンジ・ペコー」と聞くとオレンジ味のフレーバーティを連想してしまうが、茶葉の部位と大きさの呼び名であって、味とはぜんぜん関係ないのでご注意を。 ここで紅茶の主な種類の簡単な特色を紹介する。 ◎…よくあう ○…あう △…あまりあわない ×…あわない
■紅茶の入れ方 ポイント:美味しい色具合 私の場合、美味しく紅茶を入れるコツはズバリ『色具合』である。抽出の色の具合でおいしさが決まると言っていい。ポットに入れる茶葉の分量、抽出時間などに左右されるので多少経験が必要である。蒸らした後の色具合がどれくらいのものになるかによって、おのずと茶種による茶葉の分量などが経験により分かってくるわけである。 ダージリンや、キーマンといった薄目の茶種をアッサムのような濃さで飲んだら、渋すぎてとても飲めるような味ではない。 逆にアッサムやケニア、ニルギリなどの種類を薄めで味わっては本来のコクが味わえない。したがって、カップやポットも必ず白い器でなければ美味しい紅茶を飲むなどということは不可能である。縁に模様が施されていたりしていてもいいのだが、素の色が青や黄色などの色の付いたカップでは正しい色具合を確認することはできないので、紅茶を飲むときは必ず白いカップやポットを使用しよう。 ダージリンやニルギリの美味しい色具合を会得したら免許皆伝である。
●基本的な紅茶の入れ方(リーフティの場合)
これは、缶などに入っているリーフティの場合だが、普段なじみのあるティーバックではおいしい紅茶が飲めないというわけではない。(イギリスのご家庭でももちろん手軽にテーバックが利用されている) 「何で、沸かし立ての水道水なの?」「何でコクのあるコーヒークリームではなく、牛乳を使うの?」と、細かいところまでを説明していくと、ページがいくらあっても足りなくなってしまうので省略させていただく。この辺はみなさんが実際に紅茶を淹れてみて、実践で理解いただければ嬉しい。 あとは、先程述べた抽出後の色具合によって味わいのコツをつかもう。 前編でも述べたように、ただ単にのどを潤すためにいただく心構えではなく、時間をかけ、心を込めて丁寧に淹れ楽しくいただこう。その時間は次のステップに向かう時のインターバルでもあり、一日中忙しく働くあなたにとって必要不可欠な時間である。 午後に紅茶を、1日に潤いを、人生に幸福を。 付録:黒岩さんがおすすめするブランド紅茶 |
[World Spirit ヨーロッパ編] [World Spirit アジア編] [Home]