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私の今一番ほしいもの、それは「庭」です。 緑の芝を敷きつめ、四季折々の草花を植え、育て、自然美あふれる憩いのガーデンを創りたいのですが、家には肝心の「庭」がありません。(^^;) あるのはコンクリートの車庫と塀。1つのパンジーを植えるスペースもありません。プランターが我が家の庭になっています。 |
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■言葉の創造力
日本では数年前から「ガーデニング」がブームで、郊外のホームセンターなどでは、コンテナやプランターなどのガーデニング用品、土や堆肥、肥料から各種花の種や苗、球根までが大量にならび、土日ともなれば多くの人でにぎわっている。私の家の近所にもここ数年、ガーデニング専門店なるお店が何軒かオープンしており、やはりその需要に対応している程にファンが多いといえるのだろう。 この「ガーデニング」という言葉を聞くと何か優雅でおしゃれな印象を与える響きがある。しかしながら、日本的に言ってしまえば、ただの「園芸」である。(^^;)元も子もないような言い方であるが、「園芸」と聞くと何かじじくさく、盆栽や庭いじりといった感じをなぜか与えてしまい、ちょっとおしゃれな雰囲気とは違う世界へ行ってしまうような趣である。 「ガーデニング」も「園芸」もどちらも内容は同じであるが、呼び方が違うだけで印象度はぜんぜん違う。「ガーデニング」という言葉がなければここまでのブームもおしゃれな専門店も生まれてなかったのではないかとさえ思える。言葉の創造力を良い方向に生かしたよい例といえる。 逆に、悪い方に生かした例として、「援助交際」などという言葉が挙げられる。言い方を変えればというか正式名称はただの「売春」である。 「売春」と聞くと、何か重く罪悪感とその戒めの意味を持つような響きを持つのだが、「援助交際」と聞くと罪悪感は薄れ、交際をお金や物によって援助してもらう「ギブ&テイクの活動」みたいな印象を与え、自分自身を自己正当化するには格好の呼び名であるように思える。 誰がこの言葉を創造したかは知らないが、「援助交際」が蔓延した背景にはこの言葉の創造力を悪い方に活用した結果と思えなくもない。 「言葉の創造」は良い方向に使いましょう。 ■英国の庭
さて、イギリスといえばバラの花と庭園で有名であるが、この国は老いも若きもこのガーデニングが大好きなお国柄なのである。どこのお宅のお庭も綺麗に手入れされており、色とりどりの花や緑、おしゃれな形のコンテナやポットで彩れれている。どこのご家庭でもその造園の技法や演出は年季が入っており、とても昨日今日などに始まったような単なる嗜みの域ではない。 アーチ、パーゴラ(藤棚のようなもの)を設置し、空間を飾るためにツル性植物をからませたり、レンガや枕木などでアプローチやテラスを演出し、トレリス(格子状の柵)にもかわいい花が満開のハンギングバスケットを飾り、いろいろなアイデアと工夫で美しい庭を演出している。 日本でイングリッシュガーデンと呼ばれているのは、コテージガーデンといわれる、日本の庭のような狭い空間に、自然な形を生かし美しくセンス良く草花を飾る形式のものや、ボーダーガーデンと呼ばれている形式がそれに該当するらしいが、広い意味ではロックガーデン、カントリーガーデン、ローズガーデン、ハーブガーデンといったものも含みイングリッシュガーデンと呼んでもあまり差し支えないようである。 ロンドン郊外に足をのばせば古城や宮殿の中に、歴史と伝統のある庭園を見ることができる。詳しくはイタリア様式庭園、フランス様式庭園など違いがあるそうなのだが、いずれにせよ数千年に及ぶ造園の文化は、その歴史の中で進化しそして庶民の楽しみへと広がりを見せたのである。 ■ストレス社会 ハイテク機器とそのテクノロジーに囲まれた現代の私たちのライフスタイルはとても便利な世の中になってきた。 コンピュータにて多量なデータを簡単に処理することができ、インターネットを使えば世界中のPCとつながり膨大な量の情報を手に入れることができる。携帯電話があればいつでもどこにいても連絡を取ることができる。情報をデジタル化することにより、今までの情報をより多くより高速により正確に処理できる便利な世の中になってきた。このことは私たちの暮らしぶりを変化させ、新しい時代の流れとして人々に幸福を与えていると言っていい。 しかしながら、それに伴い何か時間の密度が高まり、体自身の機能がその流れの早さと急激な変化に対応しきれていないように感じるときがある。「ストレス」という言葉を耳にしない日はない。 精神的プレッシャーや緊張、疲れ、過労、というような言葉はとてもネガティブで使いたくないと思うが、「ストレス」という言葉はよく口にしてしまう。 言葉の意味としてはあまり良い意味の言葉でないことは確かなのだが、「言葉の創造」の原理からすると、せめて悪い感じを持たないように、少しでもネガティブ感を和らげるような表現として重宝な言葉なのかもしれない。 ■自然回帰空間〜イングリッシュガーデニング
このハイテクなストレス社会を背景に、私たちはそのバランスをとるために、原始的でローテク(笑)な自然とたわむれるガーデニングの世界に憧れ、そしてこのような流行を見せているのかもしれない。このような状況の中で、この緑と園芸を愛する国民性、イギリスの文化とその余裕あるライフスタイルと暮らしぶりはとても美しく素晴らしいものと思っている。 いつでも、身近に自然を感じられる世界、イングリッシュガーデンはすでに小さな異次元空間ともいえる自然回帰空間として、人間が自然と身近に共存する空間と手法を、ほんの小さな自宅の庭やテラスにおいて、とっくの昔に実現し、彼らはその幸福感を享受していたのだ。 さすがは大英帝国、余裕のなせる技である。 ・疲れたときは土をいじってみよう。 ・イライラしたときは花を飾り、花を植えてみよう。 ・むかついて頭に血が上ったときは草花に水と愛情を注いでみよう。 ここで、ちょっと一呼吸、癒しの香りのなかで緑と戯れリラックスしてみよう。 紅茶を飲みながら・・・なんてとても良いかもしれませんね。 次回は、イギリス4回目、ドイツ、デンマークのいずれか(^^;)の予定です。 |
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