
■人間を幸福にしないこの国のシステム![]() 前回、インターネット上で北朝鮮に関する情報を詳しく掲載しているサイトの話題を取り上げたが、(「北朝鮮、朝鮮民主主義人民共和国へようこそ」 http://www.dpr-korea.com/)この中で、この国の問題点が明確に掲示されている。 ここで今一度、インターネット読者の皆様と、この国と我が国日本との国のシステム違いを明確に認識したいと思う。 要諦を抜粋すると、 「北朝鮮の大人社会は、全員が国家公務員です。民間企業は存在せず、外国との合弁企業でも従業員は、共和国側に管理されています。国家公務員が作る社会とは、お役所仕事の世界です。人の仕事はしない。責任をとらない。勤務時間外は働かない。余計なことは考えない。言われたことしかやらない。これでは社会全体が無気力となり、発展する要因がどこにもありません。 人より働いても何の得にもならなければ、当然人間は無気力になっていきます。共和国ではこの点について、目標の設定、決意をさせる 集会、人よりも努力した英雄の表彰と英雄に続けという運動、勲章の 授与などで克服しようとしていますが、限度があることは目に見えています。 -中略− このままでは共和国だけ世界の進歩するスピードから大きく取り残されてしまいます。」 もちろん、国外情勢など報道や情報はもちろんすべて国が管理し、国民には他の国で起こっていることの正確な知識を得ることはない。インターネットなどもってのほか、インターネット自体が何のことか分からないということであるそうだ。金成日氏からの徹底した社会主義体制は、国民を洗脳すると言った生易しい程度ではない。 この有様では、国の行く末がいかほどか手に取るように理解できる。 ■夢と希望を さて日本では、経済金融不安、政治不信、官僚汚職天下り問題など、国に対する不信不安などの声をよく耳にするこのごろではあるが、北朝鮮と比べたら天国と地獄のような違いがある。 もっと国民皆が、日本という国を愛し、どうしたらよいか、なにができるか、なにをすべきかを一人一人が考え努力していくことこそが、国を発展させ、自分自身にも幸福をもたらす”物の道理”である。 各個人の幸福が公の幸福につながっていく事、私的幸福から公的幸福へ、そしてそれが可能な社会、このことはとてもすばらしいことである。 北朝鮮はこの国のシステムにおいて、この道理は当てはまるはずがない。 人間の可能性と夢、将来への希望、努力によって得られる幸福感、溢れくる人間としての使命感、そして社会に貢献する達成感。 あなたはこれらの喜びが得られない世界で暮らしたいと思うだろうか。 しかし、今、同じ地球の上で、現実にそのようなシステムの上で生きている人々が多くいるのだ。 ■不遇な朝鮮の歴史 韓国のレポートにも書いたが、朝鮮の歴史はとても不遇な歴史である。 近隣からの侵略が相次ぎ、戦乱や多くの屈辱をうけたとても気の毒な民族の歴史がある。1945年日本の支配から解放されやっと平和が訪れたかに見えたが、今度は米ソ大国に領土を南と北にそれぞれ引き裂かれる悲運に合う。その後の朝鮮戦争では120万人の死者を数えたとも言われている。 お悔やみの言葉もない、などと日本人がいえる立場でもない。 ■この国が幸せになるには 私たちができること、私たちはどのように手を差し伸べたらよいかなどと考える必要はないと思われる。なぜなら、近い将来北朝鮮という国は必ず崩壊するはずである。この国は核保有疑惑国ではなく核保有国である事は明らかである。核を持つ国には相応の災いがあるという。そのせいか、ただでさえ乏しい農地に相次ぐ水害などの天災で、食糧事情は切迫するほど深刻と聞く。 経済的な開放によって崩壊せざるをえないとの意見も多いが、このような国の体制が持続できるような筈はないであろうし、人間の本来の在り方を無視した不自然な政策に対する反作用、自然な成り行きからこの国のシステムが崩壊し、できるだけ多くの血が流れないような方向で開放に向かって欲しい。 地球の同胞として、今を生きている人間として、彼らの幸福のために祈りたい。 そして、私たちはこの北朝鮮という国とそこで暮らす人々の心情を理解した上で、幸福な国に暮らす日本人としての立場と使命をもっと認識する必要がある。 私たちの努力から得られた幸福を社会に、世界に還元し貢献できるように努力してまいりましょう。
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